But not for meって
But not for meって、セッション初心者の人にすすめられるスタンダードの一つと思っていいですよね?
私のいたジャズ研では、入部したばかりの1年生に対して、簡単なスタンダードのソロをコピーさせてセッションに参加できるように、「この音源をコピーするといいよ」というオススメが10曲ほど渡されていました。
枯葉とか、Fブルースとか、it could happen to youなどなどが入ってました。
その中にBut not for meもあったわけです。Jimmy Forrestの、、、笑 いやジャズ初めての人たちにJimmy Forrestって!って今となれば思うんですけど、でもよくよく考えると、全パートに同じくらい薦められるBut not for meの音源ってない気がします。
👇️Jimmy ForrestのBut not for meです。
コンパクトながらノリノリの演奏で聴いていて楽しい!
マイルスのやつ(Bag's groove)もありますが、私のいたジャズ研は初期にマイルスのコピーはあまり推奨されてなかったような記憶があります。
でもロリンズのソロとかお勉強的にも最高だと思うんですよね。ホレスのバッキングのコピーは難しそうだけど、ソロなんか単音で弾きやすそうな音数だしピアノには良さそう。最後マイルスと干渉してる感じあるけど笑
👇️Bag's grooveのBut not for meです。
Red garland's pianoのもリズム隊には良さそうだけどピアノトリオだからピアノソロが長すぎるのかな。。ベースは今挙げた中だとこれが一番聞こえがよくてベーシストにはコピーしやすいと思います。初心者の頃、パーカーの音源渡されたりするとベースが全然聞こえなくてずいぶん苦労しました。。
でもポールチェンバースのベースラインって「そのソロに対して最高の伴奏」というイメージがあるので、他の演奏のバックで漫然と弾いていてもちょっと微妙かもしれない。そういう意味だとBag's grooveのパーシーヒースのコピーなんかしたほうが堅実かもしれん。
全然関係ないですが、Red garland's pianoのポールチェンバースは他のアルバムに比べるとちょい微妙だよねっていう話を数人の友人としたことがありますが(コミュニティはそれぞれ違う友人だったけど不思議とみんな共通して同じ意見)、今聞き直すとそんなこと全然なくてBut not for meのベースソロ最高でした。チェンバース節もめっちゃ詰まってて、みんなこれコピーしたほうがいいよ。(手の平返し)
👇️Red Garland, Paul Chambers, Art Taylorのトリオです。